★2018年09月13日（木）～14日（金）　滑川温泉 福島屋（山形県米沢市）





　

　鈴の音が聞こえる――。
　熊鈴の音で目が覚める。テントの外に出てみると、登山に向かう人がテント脇を歩いています。
　さほど山奥でなくても、熊と出会うことがあるようです。昨夜作った料理もすべてテントの中に入れて寝ました。
首都圏を離れると、ヒトが野生生物と共生していることを強く意識させられます。














　東北キャンプ旅、3日目。
　キャンプ旅も折り返しとなり、今日から南下していきます。

　隣の牧場では朝から放牧された牛が草をはんでいます。






　今朝はご飯を炊きます。
　いなばの缶詰カレーと昨夜の担々鍋の残りで簡単に。














　ごはんはいつも1合炊きますが、少し多い。おにぎりを一つ作って、移動中に食べます。

　車を駐車場から持ってきて、撤収作業をしていると、近くでグルキャンされてた方が話しかけてくれました。横浜ナンバーが目に留まったようです。
　ちょっとした出会いですが、なんだかうれしくなります。
　ソロでキャンプしていると、周囲の方とは朝のあいさつぐらいしかしませんが、今後はもっと積極的に話しかけてみようかな…。

　最後にコーヒーを飲んで、出発。










　まず向かったのがとある神社。そんなに有名な訳ではないと思いますが、寺社仏閣、結構好きです。
　お次は中尊寺（岩手県平泉町）。言わずと知れた世界遺産ですね。
　杉の古木を縫うようにして、参道を登っていきます。
　この凛とした雰囲気が好きです。

















　奥にある建物の中に金色堂が収まっています。










　駐車場の周囲にある蕎麦屋で昼食。





　初めてのわんこ蕎麦。期待はしていませんでしたが、思っていたような味わい…。まぁ、記念ですので。

　中尊寺からは一気に南下します。福島飯坂ICで降り、滑川温泉に向かいます。
　国道から県道を経て、さらに細い道に入ります。対向車が来たら、ほとんどすれ違うことができない道幅。しかも向こうが見通せないカーブが多い。
　いやはや、緊張しました…。

　何台か対向車をやり過ごして、福島屋に到着。
　まさに秘湯の宿。湯治用の棟もあります。













　お風呂は露天風呂（岩風呂）と内風呂がメーンで、そのほか露天の檜風呂もあります。岩風呂と内風呂は一部の女性専用時間を除いて、混浴となります。






　お湯は乳白色で、もちろん源泉かけ流し。
　旅の疲れを癒してくれました。

　夕飯は部屋食。鯉の洗いや岩魚の塩焼き、山形らしい芋煮。素朴で美味しい料理を日本酒といただきます。







　もう一度、露天風呂に入って、就寝。
　明日は旅最後のキャンプ。
　裏磐梯に向かいます。